はるか遠く
うす紫の山々
垣根の間から
小さな紫の花
少しの紫が
似合う季節になった
短い光の中
秋を
歩く
8/31/18
どうしよう
夏が終わる
高い空に
みどりが映える
あれも
これも
全部夏のお土産
だから
もう少し夏
あと少し夏
それでも
風の色が
変わったね
夏が食べられた
秋の実に
8/27/17
雲見た
草見た
風を見た
カレンダー見てたのに
見てたの日付だけ
風がやわらかい
もうすぐ秋
8/21/18
広い海
潮の香り
高い山
蝉の音
楽しかった思い出と一緒に
夏休みが終わる
夏の落し物
虫の声が
やんわり響く
茜色の中
いつもの
散歩に出かけよう
8/18/19
私の神様は
とてもずぼら
紫の花が綺麗
でも
境内のお掃除が
ちょっと下手
お願いごと
叶えてくれたことがない
それでもずっと
持っている
これからもずっと
持っている
いつか叶って欲しい
叶わなくても
ちょっと笑える
8/8/19
今日の月
見てますか
形のない知らせが
気になっています
多分元気
紺色の空に
白い月がとても綺麗です
ねむる前に
空を見て
8/23/19
小さな夢が
大きく広がる
空高く
舞い上がる
あか しろ みどり
次々夢が移る
夢の音に
心が躍る
今
ときめきの夏
ぎゅっと
手を握りしめる
逃げないように
儚い夢を包み込む
8/16/17
洗濯物すぐ乾く
朝の風がいい
パキラが日光浴
大きくなった
ご飯が炊けた
香りも冷凍
月が大きい
おやすみなさい
8/12/20
セミの響きが
小さくなり
夏をつつむ雲が
厚みを増し
夕空が
オレンジに染まる
暑さを
かき消すように
やわらかい風を
見つける
知らない虫の音が
かすかに心をくすぐる
季節感を
自分で探す時代
自分の道を
探す
夏の夕暮れ
8/11/17
頬杖ついて
ふっと
息がこぼれる
あの風景
この風景
浮かんでは
消える
次から次へと
思いが移り変わる
めまぐるしい時代の流れ
この穏やかなひととき
窓の外
緑の枝が
揺れ
氷が
コロンと
鳴り
冷たいコーヒーで
今に気づくまで
8/6/17
かろん
かろろん
舞う風鈴
寂しくて
涼しくて
せつなくて
涼しくて
やさしくて
思い出に帰る途中
風の通り道
ここに
8/5/08
その雲
乗せて
おっきな青い空
渡って
夢の国に
連れてって
見たいのに
見えない
今朝
夢で見た国に
運んでいって
8/5/18
この土は暑い
涼しさ探して
緑の下に
潜り込む
ここに小さな枝
ここに小さな葉
いつも知ってる大きな緑は
小さな緑がいっぱい
次、歩こう
8/13/19
耳元で揺れる空気
誘われて
騒がしい蝉の木を探す
夏休みの水やり
思い出して
空色の朝顔を探す
色とりどりの音
心躍らせて
花火の空を探す
古い木造家屋
冷んやりする床
見つけた
寝転んで
夏の探し物
8/3/19