朝7時
顔洗う
息が白い
お昼2時
ボールが飛んで
羽が飛んで
白が飛ぶ
走って
走って
白が跳ぶ
お昼3時
おやつの時間
バターの金色に
まるいホットケーキ
12/10/19
コートに
マフラーに
手袋
北風と
追いかけっこ
ココアに
コーヒーに
葛湯
両手に白い風を
吹きかける
虫が集まって来た
もうすぐ冬が来るね
11/27/18
部屋から
飛び出す
木枯らしと
遊ぶ
冬を
駆け抜ける
みんな
元気
ひとり
ふたり
さんにん
冬の山よりも
にぎやかな
おっきな元気
11/28/17
木枯らし
吹いても
走る走る
指が
冷たくても
呼ぶ呼ぶ
今日いっぱい
遊んだ
ただいま
お家の西日が
黄金色
11/25/19
雲
分厚くなった
雲
グレーになった
雲の上に
冬が住んでいる
もうすぐ
降りてくる
ひなた
迎えよう
木の実
蓄えよう
また来たね
こんばんは
11/21/17
冬の音
響いてきた
低い音
鈍い音
少し怖い音
あったかいスープに
逃げよう
ほんわり黄色
ほわほわ白
お部屋の中が
好き
11/11/18
芳ばしい香り
甘い匂い
ぱちぱち
弾ける
灯り
集まる影
声のない時間
色だけの時間
気がつけば
くっついて
灯りの中から
昔の絵が
ぱらぱら
舞い上がる
じんわり
暖か
11/11/17
今日の買い物メモ
ミルクココア
コーヒー豆
ティーポット
小さな部屋に
白いセーター
ふわりふわり
見え始めた湯気
あったかい
11/4/19
まわる
まわる
風にまわる
紅色
踊る
黄色
転がる
オレンジ色
舞う
大地も
まわる
私も
まわる
繰り返す
あのこと
このこと
そして
根っこが
吸い上げる
11/5/17
子リスが
まつぼっくり
拾って
隠して
行ったり来たり
心に
クリームスープ注ぎ
クルトン散らして
行ったり来たり
忙しい
忙しい
暖かい冬を
迎えるために
10/31/17
嫌なことあったら
怒ったらいい
怒りを
波に変えよう
小さな葉っぱが
流れる
景色が変わる
新しい風景
自分が作った風景
赤、黄色、オレンジ
これも綺麗な桜の木
10/26/18
双葉が開いた
27 cm
46 cm
63 cm
もう少しで
澄んだ空に
手が届く
透き通った青い空
白色
撫子色
紅色
水色と遊ぶ
10/26/19
夕暮れ時が
近づき
灯火に
引き寄せられる
暖かな香りに
小さな生き物が
集まる
食卓に並ぶ
色とりどりの灯り
コロコロ並ぶ
どんぐり
もうすぐ夕飯
そして眠りの季節
温かな手
賑やかな会話
冬が来る前の
今を
楽しむ
10/16/17
おむすびもった?
早く早く
ドングリは
帽子をかぶって
エノコログサは
猫に飛び乗って
キノコは
速く走れるの知ってるよ
こっそりついて来てるけど
ばれてるよ金木犀
早く早く
おむすびもって
遠足行くよ
空がどんなに高くったって
みんな一緒に
イワシ雲
渡るよ
10/8/08
小さな日差しが
散歩に
誘ってくる
わずかな風が
髪の毛を
ふんわりさせる
かすかな花の香りが
思い出の庭へ
迷子にしてくれる
なんだか涼しくて
暖かい水が
気になる
ちょっと鮮やかな色が
ご馳走を
運んでくる
軽く響く秋虫が
耳元から
眠りへ導く
少しが
いっぱい
10/7/17
ひとり
ふたり
さんにん
ススキの陰にあの子
笑いの粒が
ぽんわり浮かんで
弾ける
ひとつぶ
ふたつぶ
みつぶ
黄金色の粒が
弾ける
秋の夕暮れ
もうすぐ夕飯
おうちに帰ろう
10/6/18
もう少し
月を見ていたい
月も見てる気がする
瞳が暖かい
でも
そろそろ戻らないと
眠る時間だから
時間は永遠には
続かない
10/6/19
あの上で飛んで
向こうの上で跳ねて
雲の上
スキップ
ジャンプ
遠足 どこ
ワクワクするね
今日は
おやつを買いに行こう
明日は
原っぱ
青い空で
おむすび食べて
雲をつかまえて
鬼ごっこ
10/2/17
とんとん
てんてん
ベランダに
降り始めた
秋雨の跡
気まぐれ雨
足跡広げる
いつまで
続くのかな
やんだら
あの実は
大きくなってるのかな
9/30/08
桜色の木の下に
白い花
大きな記憶の下に
小さな白い花
冬支度前の
ゆるやかな時間
短い時間
行く所は違うけど
穏やかな季節
少しの休息
9/26/19