貝になりたい
白い白い砂に潜って
時々見上げる空
海面でゆらゆら揺れる太陽と波のコラボレーション
月と星が気まぐれに砂の上に描く文字
私は時々シャボン玉のように呼吸をもらす
時がくれば、
私は波間に消え
貝殻が白い波に揺られて運ばれる。
真っ白な砂浜に
女の子がきて
私にリボンをつけた
長い間私は宝石だった
今宝石箱の中で
あなたを見てる。
大きくなっていくあなた
いろんなことを知って
大人になっていくあなた
古びた宝石箱だけど
タンスの隅にいつもある。
あなたを見守っている
いつまでも
いつまでも
人との出会い
町との出会い
やりたいこととの出会い
自然との出会い
国と国との出会い
宇宙との出会い
そこに一人一人の存在が見えてて欲しい
計算なく争いなく
難しいことだと知っている
大きなウチュウの中で一人の人を見つめることは
でも、お願い
沢山の目を持って
山里に住んで
初めて知った春の声
雪が暖かく
空を澄み渡らせる
待つのはもう少しよ
笑顔から
緊張が解け
穏やかに
ころころ笑う声が
きゅんと心を温める
もうすぐよ
何もないところに
足を踏み入れる
するとそこは
現在形になる
未来はわからない
近い未来も遠い未来もわからない
ただ、同じ速さで進む時間の中で
どこかに足を踏み入れ
現在になり過去になる
今が積み重なり
記憶が作られる
それは自分で作る物語